西淀川区にある小規模多機能施設、アルモニ―西淀川大野様、そして認知症のお年寄りの施設、ソシアス大野様、ハンドケアご訪問に行って参りました。

     小規模多機能施設 アルモニー西淀川大野様
     小規模多機能施設 アルモニー西淀川大野様

いろいろな介護事業所を訪問させて頂きますが、ほんと訪問させて頂く度、一度と同じではない出会いを頂戴します。その出会いを通じて、改めて、介護の仕事をやってて良かったなって思います。では今日のお出会いを書かせて頂きます。

認知症のお年寄り方へのハンドケアは、いつも違う心配りが必要です。

     グループホーム ソシアス西淀川大野様
     グループホーム ソシアス西淀川大野様

アルモニ―様、ソシアス様は、隣接し合う事業所様。レイズメンバーは二手に別れて訪問。私はグループホームの方を訪問させて頂きました。ご存じの方も多いかと思いますが、グループホームは、認知症のお年寄りのための老人ホーム、ソシアス大野様のほうに行って参りました。


    ソシアス西淀川大野様にてハンドケアの様子
    ソシアス西淀川大野様にてハンドケアの様子

 認知症の方のハンドケアは、そうでない方と比較して、いつもと少し接し方が変わります。認知症でない方の場合は、ハンドケアそのもので、喜んで頂けるのですが、認知症の方は、初めて接する私やら、レイズメンバーに、警戒心を向けられてしまうことが、割とあります。手を取ろうとしても拒否されてしまうことも時々。

 そんな場合、まず私が心がけていますのが、まず自分でできる「最高の笑顔」。

作り笑いになってしまっているかもしれませんが、私なりに心の中で、「今日はあなたとのふれ合いを楽しみにやって参りました。あなたが少しでも笑顔になって頂きたい。ボクのハンドケアで安らいで欲しい。」って念じて手を取らせて頂くと、多くの方、手を取らせて頂くことができます。

 認知症の方のお相手も、手慣れた感じでこなすメンバーさん
 認知症の方のお相手も、手慣れた感じでこなすメンバーさん

そして次は、手を取らせて頂いても、認知症が故、ハンドケアをすることを理解できない人も割とおられます。手を取らせて頂いても、ハンドケア用に手を差し出して下さるのではなく、単に出して頂くだけ。ハンドケアしにくいのです。そんな場合は、いつものハンドケアでなくて、手を、ほんと撫で撫でで終わっちゃいます。(笑


それでも反応が返ってきます。


そんな思いで、今日もある男性の方のハンドケアを差し上げました。介護の現場の方であればたまに出くわすと思うのですが、その男性の方は、ずっーっと四六時中、「アー、ウー、アー、ウー」を連呼されておられる方。ご理解頂けないかも知れませんが、さて、ハンドケア差し上げたら、どんな反応が返ってくるかなって、取りかかってみました。開始して、1分ほどして、アーウーアーウーおっしゃってる方が、突然、大きな声で、「あ~り~が~と~! 気持ちいい~っ!」っておっしゃられました。あ~よかった~


認知症の方のお相手は、私ら現場慣れしているつもりの者でも、訪問させて度、お年寄り方の様々な反応、いろいろ勉強になりま、す。楽しませて頂きながら、介護についてもう一度ゆっくり考える機会になっています。


終始和やかに、お年寄り方も、そして職員さん方にもハンドケアを差し上げて、無事に訪問を終えました。

今回の訪問で改めて感じたのが、代替医療としてのアロマセラピーの普及の可能性

皆さんは「代替医療」という言葉をご存じでしょうか。おそらくレイズブログをお読みの方であれば、ご存じの方も多いかも知れませんが、代替医療とは、近代西洋医学を補う、あるいは代替する医療と定義づけされています。皆さんの身近なところでは漢方薬、鍼灸といったところがあります。

 実は、アロマセラピーも代替医療のひとつの分野なのです。アロマセラピーの効能は、確かに科学的に立証されていない部分が多分にあります。正確に言うと、最近でこそ、日本でも鳥取大学の浦上克哉先生のように、アロマセラピーの認知症に対する効能を、科学的に立証する先生が現れ始めています。

 既にアロマセラピーの歴史自体は、すごく長い歴史があります。広く世界では古代エジプトの時代からツタンカーメンの棺に使われたり、日本でも江戸時代中期にはオランダから伝承されたりといった感じで。また既に、フランス、ドイツでは、代替医療であるアロマが、医療保険の対象にまでなっています。しかし、これだけの歴史があっても、なかなか科学的証明がなされていないのが現状です。

 日本で本格的に現在のアロマセラピーが始まったのが、今から約20年前。ぼちぼちと、最近でこそ、アロマセラピーを知っているとおっしゃる方が出てき始めてはいますが、まだまだ多くの方、ご存じありません。

 でもやっと、昨日のアルモニー様の訪問でも、80才前後の方でも、アロマセラピーを知っておられる方がいたりする状況になってきています。

 皆さんもご存じのとおり、介護保険をはじめ、日本の国家財政の中に占める社会保障費は、莫大な数値に既になってしまっています。介護保険事業に携わる私としては、もっと介護保険に予算を回してほしいとも思います。でも、それ故国家財政が破綻してしまったのでは、本末転倒です。残念ながら、高齢者介護を取り巻く環境は、今後厳しさの一途を辿ることは、間違いありません。国家財政だけを当てにしていたのでは、介護も医療も破綻間違いなしです。

 私どもの想いとしては、制度システムとしての介護を維持していくためにも、介護保険に頼るだけでなく、自分たちで介護を賄う考え方の一助として、アロマセラピーによる認知症症状軽減による介護負担の軽減なり、在宅で介護するご家族をハンドケアで癒すなり、介護する側を癒し、持たせる仕組み作りが必要だと思います。

 時にアロマセラピーは高額であるという印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。それは、やり方次第です。これまでアロマセラピーと言えば、サロンにて、セラピストとクライアントが1対1での施術を行うことをイメージされる方が多いと思います。当然ながら、ひとりのセラピストが、ひとりのクライアントのために施術を行えば、人件費だけでもある一定額が必要になります。

 でも、ご自宅でセルフケアをされるだけなら、また集団で楽しみながらするのであれば、費用は全然高くありません。逆にはるかに安いくらいです。レイズが目指すのは、広く浅く、多くの方々に、アロマセラピーを楽しんで頂きながらの介護負担の軽減です。少し大げさですが、日本の将来の為にもアロマセラピーをはじめとした代替医療の普及により、国家財政ばかりに頼る考え方を変えていく時かなって思います。


なんだか、いつものハンドケア訪問のお話から、天下国家論みたいなお話まで、てんこ盛りの文章になってしまいました。(汗


最後までお読み頂いて、ありがとうございました。(汗